2019-01-01から1年間の記事一覧

無明(本質的無知)

⚫信仰と宗教 信仰とは本質的には[盲目的][情緒的][麻薬的]なものであり、人間の持つ弱さ.怖さ.無明.妄迷さを深めさせ、真理から遠ざけてゆく性質のものなのです… もし信仰をもつ人が[これは私の信仰です]と述べる限りに於いては.その人は真実を保有している…

一切皆苦〈因縁起果報〉

仏教が嫌厭される大きな原因として[苦]と[死]という2大テーマに対する間違った認識があるのではないだろうか... 幸せに生きたい...幸せになりたいと願いながら.懸命に生きている人達にとっては耳障りな言葉が.これでもか!これでもか!と現れてくるものだか…

喜びの見つけ方

井上陽水の昔の歌に[都会では自殺する若者が増えている〜♪]と言うのがあったが.若者の衝動的な自殺や.昔だったら狂喜なカルト集団の儀式のような前途ある若者の集団自殺のニュースに.よく御目に掛かる… 合掌.黙祷①人は誰でも喜び.愉しみ.多幸感を求め欲しな…

頂乗仏教とは…

路傍の如来は、何故?所属する宗派の教説や、その教えの内容が随分と近い上座部仏教でもなく、頂乗仏教を説くのかと偶に聞かれる事がある…先ず繰り返しの話しではあるが、現存する多くの仏教経典の内、釈迦尊(ブッダ)の真実の教えを色濃く遺し.伝えてる経典…

頂乗への道

各部派.各宗派への無明.偏り.囚われ.拘りから… 目覚め(覚醒).乗り越え(超越).解き放つ(解放)… 至高で頂乗なる仏教への道…放逸と不放逸 ⚫放逸とは…自分勝手で.気ままな事. 集中力を欠き.散漫で.気付けない事 ⚫不放逸とは…集中と気付きがある事 法句経(ダンマ…

天地の理法

膨大なるエネルギーの悠久なる流動こそが.この世界の実相であり、エネルギーの流動には始まりも終わりもなく、生じるものも死滅するものもなく.全ては変化してゆく悠久なるエネルギーの流動を分断.分別して捉えているだけに過ぎず、唯、現れては変化して消え…

俗事に感けて.仏事を疎かにするなかれ

⚫お釈迦様(ブッダ)が説きしは.覚醒への道であり.妄迷への道ではない.実存の錯覚の滅尽(諸行無常)⚫お釈迦様(ブッダ)が説きしは.宗教(宗ねとなる教え)であり.信仰ではない.❖信仰とは妄信(信心)することであり、物事が本当には見えていない盲目的な行為である。…

自他同時

[所有の次元の事物]とは生存に必要なものですが、決して[所有の次元の事物]を得る為.守る為.増やす為を目的として生きる理由ではなく、存在の継続に必要不可欠なものを欲する本質的な意志が、存在の為の手段として便宜的で.付随的な欲望を[所有の次元の事物]…

有無同然

無ければ無いで.楽しく生きられる人は.有ればあったで.更に楽しく生きられる…有れば有ったで.悩み苦しむ人は.無ければ無いで.更に悩み苦しむ…有るとか無いとかは本当は関係ないのさ.愚かな人は雨降れば.雨が降ってると憂い.風吹けば.風が吹いてると憂う…天気…

洗脳(染脳)の罠

社会には[欲望の罠]が張り巡らされています.それを自覚する事も気付くこともなく、欲望の趣くままに.無明の闇の中を盲目的に手探りで歩いてゆく如く.無警戒で生きてゆけば必ず人はドゥッカ(苦.悩み.心痛.悔い.迷い.哀しみ.弱さ.脆さ.儚さ.空しさ.実質のなさ.…

悉有仏性

何分、勤行と托鉢の合間を見て執筆しているので、湧き出る新しい着想に執筆が追い付かず、書き掛け.執筆途中.下書きばかりが溜まってゆく….xx 最近は富に仏教の枝葉ばかりを題材としている感もあり、畢竟.お釈迦様の説かれる仏教の根幹に今一度.フォーカス…

清濁

清濁も一如なりて、心の表裏一面の分別に如かず 清濁併せ呑むは.器量(度量)を要するものだが、当今は清濁を使い分ける者を.優れしと嘯く.小賢しき者多し.... 清濁を使い分ける者とは、表では立派な事(プラパンチャ・戯れ言.能書き.綺麗事.観念.空論)を宣いな…

如来品正師 多々方路傍石語録ー12

スピノザ スピノザは、大自然こそ神であると言った それは神の存在性を.畏れ.敬い.感謝する対象として定義し、願い.縋り.命令.差配する存在性を否定したのであり、相補性により成り立つ現象的存在として.他の全てへの感謝.畏れ.敬いを説く仏教とも合一した真…

価値観(心の本音)

価値観 価値観とは人それぞれ千差万別のものであり、尊重されうるべき人間存在の宝玉どあるとも言えるのです…子供は玩具や遊びの中に.この上のない楽しさや喜びという価値感を見い出し、時間も忘れて没頭し至福の時を過ごすものだが、年齢を重ね自我が芽生え…

路傍の如来 多々方路傍石 語録-11

葬儀によって.何ら死者の救いは得られぬ葬儀により成仏するのではなく、その人の徳性によって、成仏もすれば輪廻もするのである。葬儀とは世俗的な儀式であり、仏事とは無関係な事柄なのである。神仏が人々を救ってくれるのではなく、自らが宿す神仏(神性.仏…

如来品正師 多々方路傍石語録ー10

お互い様とお陰様◆如来品正師 多々方路傍石 語録 他人様を 馬鹿だ阿呆だと 罵るならば 罵る方が 馬鹿阿呆らしい。 拙僧も 口に出さねど 馬鹿阿呆らしい日本人なら.凡その人なら知っているだろう 「平家物語の冒頭部分」 祇園精舎の鐘の音、 諸行無常の響きあ…

三毒の解毒剤

煩悩とは何ぞや、 これ[百八つ]とも[数千]とも言われしが、 是れ、唯、[存在欲]に収束せり。 人を悩ませ.苛み.苦しませる.ドゥッガへと陥らせる元凶….無明なるが故に.湧き出で.また染入るアーサバー(汚穢)とは何ぞや、 これ煩悩の渇望に従いて欲を生じさせる…

臨終シュミレーション

生死は一如なり 生あれば.死あり 死あれば.生あり 死により.生に価値を見出し 死なき.生は苦なり愚かな人達は、知っいるという事と、理解しているという事が全く違う事に気付けない。 知っていると錯覚していて.その実.何も理解していないから、物事すべてが…

一切は存在欲

煩悩の欲求に幾ら応えた処で、更なる要求をしてくるだけで、決して満たされ.足りる事などないのです… 逆に.煩悩の要求を抑制しコントロールしてやれば、風に波打つ湖面の如き心は.次第に鎮まってゆき.心は鏡面の如く澄み渡り、自ずと真理(真実.事実.現実.実…

無責任社会

無責任社会 昨今の災禍を見ていて、痛感するのが責任の所在を曖昧にして責任転嫁したり.明らかに人災であるにも関わらず想定値を超えた想定外な天災だと総括しようとする責任感の欠如を感じずにはいられず、この無責任な社会が、クレーマーなど無寛容な人々…

如来品正師 多々方路傍石語録ー9

お互い様とお陰様◆如来品正師 多々方路傍石 語録 昨今の阿呆な若者は、自分は得体の知れない神仏など信じないから、宗教など無関係だと嘯くが、信仰心の喪失と共に宗教観をも喪失させる。 人間なんて存在は.自分独りの力では.一瞬たりとも生きる事など出来な…

思考停止

お互い様とお蔭様【思考停止について】 「俺はツイてない」と、自分の不運を社会や他人のせいにする人は思考停止しがちだと言われるが、これは全くの誤解である。 ●まず[思考停止]という言葉の誤解について、世の中で言う[思考停止]を、[何も考えていない]と…

死随感

死というゴールへ向かって歩む.この道を、 笑って生きるも一生..泣いて生きるも..悩んで生きるも…怒って生きるも一生なれば… 楽しく生きた者の勝ち 人生…雨降る日あれば…天気の日もあり 風吹く日あれば…そよぐ日もあり… 雨に動ぜず…風にもに動ぜず… 天気の日…

多々方路傍石 語録

お互い様とお陰様◆如来品正師 多々方路傍石 語録 新興宗教の教祖と言われる連中の宣う不可思議体験などというものは、凡そ嘘八百か.パラノイアな妄想か.欲深い瞑想に現れる自己暗示の反映に過ぎないのだが、現実逃避的な不思議に魅せられる無明な人達を捕り…

信仰とは

甘露の門は開かれた 目ある者は見よ! 耳ある者は聴け! 心あるものは行なえ!自己解放は、人が自ら真理(真実.現実)を実践する事によって得られるものであり、得体の知れない神仏や.怪しげな外的な力から、従順な善い行ないや信仰心の深さに対する果報として…

甘露の門は開かれた 目ある者は見よ! 耳ある者は聴け! 心あるものは行なえ! 「心、心と言うなかれ 、 心がなにかも識らずして」 心とは脳機能(思考.記憶.識別.計算.論理.把握…)というコンピュータ的能力ではなく情緒.感覚.感情.衝動.渇望.意志などの業(カ…

苦の考察

苦の考察 中道が理解できない人達は、楽(スカ)とは愛おしむべき目的物であり、苦(ドゥッカ)とは忌むべき災厄のごとく忌避するが、苦楽とは表裏一体なものを分別して捉えているだけに過ぎずない、だから楽を捕まえたと思って掌を開けてみれば苦であったりもす…

負担量

毒と薬は同じもの、苦楽も一如なり 人を殺す毒というものが在って、それとは別に薬という.人を生かすものが在る訳ではなく、苦という忌わしいものが在って、また別に楽という愛おしいものが在る訳ではなく、それらは単に負担量の違いにより現れる作用(現象)…

正活のすすめ

正活のすすめ 正活とは.苦を乗り越えて平安.歓喜.悦楽.こよなき幸せを得る為の正しい生活のすすめ[八正道]であり、[苦集滅道]を真に理解する事による[楽集生道]の活き方のすすめである。 「四聖諦から正四聖諦へ」 世の中では婚活.就活.終活.妊活...と活き方…

自由な世界

すぐ横に.自由で穏やかで美しい安らぎの天地があるというのに、何故に多くの人は心の牢獄に捕われた囚人生活のまま.自由な天地を見る事も味わう事もなく心の牢獄の中で.大切な一生を終えてしまうのだろうか…その心の牢獄は.自我意識を経格子(たてごうし)に.…