2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

五集合要素(五蘊)

自分を高め 世界を変える純粋仏教 五集合要素(五蘊) 色を観ずれば聚沫の如し 感受は水上の泡の如し 想は春時の陽炎の如し 諸行は芭蕉の如し 諸々の識は幻の如し sp-2 物質(色蘊)は無常であり 感覚(受蘊)は無常であり 識別(想蘊)は無常であり 意志(行蘊)は無…

自己改革

世の中の多くの人達は、自己を改革し成長しようと意識改革に努めて、禅語やら自己啓発やら先人の名言やら中国古典から論語やら老荘思想まであらゆる類の情報を盛んに貪り、目から鱗が落ちたが如く感動して取り組むが、凡そ自分のものにした人を見た事がない…

苦集滅道と楽集生道

四聖諦(苦集滅道)と正四聖諦(楽集生道) ●ドゥッカとは(苦しみ・痛み・悩み・迷い・惑い・儚さ・空虚さ・無情さ・哀しさ・怒り・不満・惨めさ・実質のなさ・愚かさ・怖さ・後悔・渇き・飢え・不完全さ・不安定さ・弱さ・脆さ・無知・無明など) ●苦楽は一如な…

絶対真理と究極真理

[真理は一つであって、第二のものは存在しない…その真理を知った人は.人と争うことがない]世の中には真理だと称するものは多々あれど.バッタものでも真理だと称すれば真理になる訳ではなく、何処までいっても.真理は真理であり.虚仮は虚仮でしかないのですか…

絶対叡智

絶対叡智について、中部経典[ダートゥヴァンガ.スッタ]が明確に語っている。 人間は液体・固体・熱・運動・空間・意識の六要素から構成されている。 それらを分析してみると何一つとして[自分のもの][自分][我]ではないことが解る。 そしてどの様にして意識…

見解による汚れ

「人は見解によって汚れ、理智によって清まる」 単なる知識や情報などの蓄積は、ドゥッカ(苦・痛み)の滅却には何の役にも立たず、却って知識や情報により迷いや悩みを深めてゆく。 知識や情報とは、この世界の全ての関係性・相対性の中の一部分を切り取って…

心のプロセス

自分の心のプロセスを明確に理解して自覚し、制御抑制(コントロール)し調整してゆく事が、自分が自らの真の主人となり自らを清め高め磨き、智慧に基づく歓びに満ちた平安で悦楽な奥深い堅固な幸福な人生を築く唯一の道である。 この世界の全て(物質的エネル…

中道 <補足>

真正なる仏教を学ぶとは、自分自身を学ぶことに他ならず、自分自身を学ぶとは、真の自分という存在を冷静に客観的に理性を以って見つめ観察し、思惟し、分析し、理解し、自分の今の状態を明確に定義してゆく処から始まるのである。 その為の八正道であり、四…