2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

如来の教えに宗派なし

慈雲尊者飲光の遺訓に[釈尊在世に宗派なし]という言葉があります… 真に仏道を歩まんと欲するならば、宗派などというものに捉われ.拘り.愛着していては、自分自身ばかりか衆生を堅固で実存的な幸せ.平穏.安楽.歓喜.静逸へと導く事など到底、不可能なことであ…

本質的気付き

目覚め(覚醒) 乗り越え(超越) 解き放て(解放) 人間とは、無明(本質的無知)な状態で生まれついているのです… そしてその生まれついての無明(本質的無知)の闇を振り払い、盲目的に手探りで生きねばならない不安定(ドゥッカ.苦)な人生を、真理(真実)の灯りで照…

幸せへの道

幸せに包まれた生き方の為の仏教この世界の本質…そして生きる事の本質とは苦(ドゥッカ)なのです。 ドゥッカとは[不完全性.不安定性による苦しみ.悩み.迷い.心痛.怖れ.憂い.哀しみ.悔い.不満.儚さ.脆さ.弱さ.空しさ.無明.欲望…]などを言います… しかし人は苦…

価値観

高級車なんかに乗るよりも、歩いて健康のほうが、遥かに価値がある… 立派なお屋敷に住むよりも家族団欒であるほうが、遥かに価値がある… 地位や肩書を得るよりも、人から信頼される人間のほうが、遥かに価値がある… 立派な勲章を付けるより、他人に恥じない…

幸せへの願い

世界中には信仰と宗教が沢山ありますが、2500年前..お釈迦さま在世の当時はバラモン教(現在のヒンデュー教)を中心として迷信と妄想と無明(無知)の闇に満ち溢れていました… そんな時代に於いて、真理(真実.事実.現実.実相)を理解され.真実を説かれた.唯一の教…

謙虚と貪欲

己れを高めるに、謙虚に振る舞い、貪欲に学べ… 真理に向かうに、謙虚に振る舞い、貪欲に学べ… 学ぶに臆し躊躇い謙虚な者に.進歩なく、​​振る舞いに傲慢で、学ぶに謙虚な者は、​何事も成し難し… 我欲に貪欲で、他利に謙虚.無欲な者は.満ち足りる事を知らず決…

景教の影響

唐代にもたらされた東方キリスト教(ネストリウス派)を中国では景教と呼び唐代三夷経の一つとして尊ばれ、中国の大乗仏教はその影響を強く受け、より妄想的な得体の知れない神や仏や怪しげな力への他力思想へと変質して、その景教を内包する中国仏教は日本に…

スペンドとゲット

今という瞬間々々に歓び.満足感. 多幸感.安定感を見い出せない人は、煩悩(存在欲)の衝動により不満.苦しみ.渇き.退屈感.不安定感に苛まれ、大切な時間と財を無駄に浪費(ウェスト.スペンド.)し、大切なものを獲得(ゲット)し損なう。 愚かな人は.喜んだり.満足…

超越瞑想

前項の負担量(ストレス)にも通じるのだが、適度な負担や負荷は無くてはならないものであり.要は負担量や負荷値に配慮してストレスを溜め込まないように心掛け、幸せホルモン(セロトニン)や.快楽.歓喜.安心.顕貴ホルモン(ドーパミン.​内在性カンナビノイド.​…

ストレス(負担量)

今日はあれをしたい…明日はこれをしたい… 今日はこれを食べたい…明日はあれを食べたい… 今日は彼処に行きたい…明日は何処そこに行きたい… 欲望は果てしなく、更なる欲望を生みだし、しかも満たされる事なく、心.休まる事なし… やがては消え去る泡沫(うたかた…

世相

「世に与える者と貰う者があれば、あらゆる功徳は与える者に果報として現れる。 この理法により聖者への施与は功徳が増す」 如来への施与.寄進は満願を成就させ.福徳を生じさせる。 我田引水なれどもサァ~エ〜♫ この理法に照らして観るならば〜♪ 東日本のと…

詐欺師の発想

仏道修行とは究極から言うならば、至難な道なれど.お釈迦さまが到達された境地へと向かう事であり、如何に理路整然と語ろうが如何に深く理解しようが、実際にお釈迦さまを目指して歩いていないのならば、それは学者かお宅か単なる信者に過ぎず.人々を真理を…

受難

今日はちょっと厄介な[受難]をテーマとして語ろうと思いつく… 受難と聞くと先ずキリスト様が思い起こされ、キリスト教にも触れるが批判や否定ではなく[分析]だと心得て頂きたい…キリスト教とはキリスト様の数々の受難を語る書物であり、その数々の受難につい…

招提(しょうだい)

招提(梵-caturdiśa)四方全土 寄進する貴徳な人も無かりせば 我れ在る招提を精舎とす… 偶像崇拝から捨て離れ(捨離)、目覚め(覚醒).乗り越え(超越).解き放たれ(解放)、真理(真実.事実.現実.実相)へと向かうのが真の仏道であり、寺という偶像(仏像)の安置建物は…

教条主義

道は語るものではなく、歩くもの… 教条主義者が崇高な仏の教えを歪め、貶め、そして滅ぼす… 凡僧は道に阿り.愚僧は道に惑い、無自覚な僧は無思考に追従し、違えし道を疑う事もなく、俗物僧は金財勘定で余念なく、生臭は妻子に縛られ.道.違えしも疑うことなく…

悠久の流れ

心を汚したくはないから…俗世の愚劣に触れて胸を痛めたくないから…なるべくメディア情報などに触れる事を避けていても、通信機器を活用している以上、溢れ返る下劣の法から全く逃れる事は至難でもある…吐息 ことに春先ともなると.やたらと可笑しいのが出て来…

自己暗示

世間に氾濫する自己啓発..潜在能力開発..引き寄せの法則..イニシエーションとかは言わば[自己暗示]を掛けているのだか、その本質は[気分を変える]程度の次元のものでしかなく.ヤクザ映画を観たあと弱虫が肩を怒らせて歩くような無常なものだから、始めは良い…

勝利への道

勝利への道 真の勝利への道を如来は説く… 如来とは、如実の道に乗じて、正覚を来成するが故に、如来という。 (如来者乗如実道来成正覚故曰如来) 真の勝利とは此れ即ち.無明(無知)が生じさせるドゥッカ(苦)からの解放であり、激流の如きドゥッカ(苦)を継続さ…

吝嗇(りんしょく)

辻立ち托鉢場を上野不忍に定めて凡そ15年を経るが、その前は日本各地をあちらこちら随分と行脚もしたが、今.改めて思い返してみると.其々に土地柄があり出会う人々にも其々の風情があるものだと懐かしく回顧する想い出である。 しかし時代は変わり、若者は将…

バンカース

若い人には人生ゲームのようなものだと言ったほうが理解しやすいかも知れないが、私の子供の頃にはバンカースゲーム(銀行ゲーム)というスゴロクゲームがあった… 人生を思うとき、何を得ようが.何を失おうが.諸行無常なこの世界、バンカースゲームに熱狂して…