2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

拠り処(精神的支柱)

人は自らが.自らの主人であり.それより高い処から人の運命を差配したり審判するような神.仏などの絶対的な存在や力などなく…人は自らが自らの拠り処となり、他のものを拠り処とするなかれ…法(真理.法則.仏法)を自らの拠り処とし、他のものを拠り処とするなか…

今も昔も.そして将来も、社会には.汎ゆる罠が張り巡らされていて、そうと気付かずに無闇.迂闊に近づくと、騙されたり.大切なものを搾取されたりする事になるので、気を付けてなければいけないと、お釈迦様も仰っています… お釈迦様が説かれた十二因縁(十二縁…

末法思想

仏教の[末法思想]について.どう読み解くかが重要なのではなかろうか… 世の中で盛んに末法思想を叫ぶ人達は、釈迦尊(ブッダ)の教えはもう古臭くて時代にそぐわないものだから.何たらと[あっちの水は苦いぞ.こっちの水は甘いぞ-]と末法思想を歪曲して捉えなが…

妄想癖

人がもし妄想から離れることが出来たならば.苦しみはその人から離れ去る… 莫妄想(まくもうぞうー妄想するな)という禅語もあるように.妄想とは今という大切な時間を浪費させてしまったり.今やるべき事.今考えるべき事を蔑ろにしてしまったりするものなのです……

輪廻の替歌

[千の命になって] 千の風になって 替歌 私のお墓の前で 泣かないでくださいそこに私はいません 成仏なんかしてません輪廻の流れを 因果律に沿って激しい流れの中を 転生しています 秋には虫になって 畑を食い荒らし冬は腹を空かせた 小さな猫になる朝は鳥に…

四苦八苦

お釈迦様は人生とは四苦八苦の中にあることを直視され.何故苦があるのか.どうすれば苦から脱却できるかを追求された方でもあるのです… 世の中には苦が確かにある…しかし苦があるからこそ楽もある…それに明確に気付いた瞬間から.今まで怖れ.忌み嫌って自らが…

祈 り

皆さんが良い一日を過ごしますように…世の中が平和でありますように…衆生(人々.生きとし生きるものたち)が、幸せでありますように…衆生(人々.生きとし生きるものたち)の、悩み苦しみが無くなりますように… 衆生(人々.生きとし生きるものたち)の、願い事が叶…

神秘と不思議

不思議(ワンダー)と神秘(オカルティズム)という言葉は混同して捉えられがちですが、似て非なる真逆で対極的ものなのです…不思議(ワンダー)とは不可思議の略語であり人間が[思議し得ない]ことを指すのであり、つい近代に至るまでは.生命を生み出した大いなる…

教祖と信者

宿したる真夏の日差しを温もりに無明の闇を 晴らすが仏道 作為的なマスゴミの情報に翻弄されぬよう日頃あまり気にもしないのだが、[教祖と信者]という関係性を女性アナウンサーと按摩師の夫の関係性とに重ねた記事見出しに目を止めた…何かとストレスが掛かる…

価値観

心の中を探してごらん…仏も住めば、鬼も住む…極楽浄土も.地獄の闇も.心の中に啓くもの… 人それぞれに価値観があり.人それぞれに生き方があります…民主社会である日本でも.男であれ女であれ.それは法治や公序良俗を侵さない範中において何を信じ.何を嫌い.何…

祝福の啓示・滅亡の序曲

【 祝福の啓示・滅亡の序曲 】 路傍の如来 多々方路傍石 伝説 諸国を行脚し.猛暑の夏.寒中の冬も厭わず托鉢.辻立ちの幾星霜の日々… 縁あって上野不忍口を[心の沐浴場]と定め.右方には暮らし貧しき者達が群れ.左方には心の貧しい者達が行き交う.辻に立ちて凡…

三学と三毒

仏教で自ら修めてゆく三学を戒定慧(自戒.禅定.智慧)と言い、自ら拭ってゆく三毒を貪瞋痴(貪欲.瞋恚.痴愚)と言います…この二つは功徳と苦毒という真逆な果報へと通じてゆく重要な項目なのです…両者の関係性は、煩悩(存在欲)の渇望により生じる三毒(貪瞋痴)を…