今も昔も.そして将来も、社会には.汎ゆる罠が張り巡らされていて、そうと気付かずに無闇.迂闊に近づくと、騙されたり.大切なものを搾取されたりする事になるので、気を付けてなければいけないと、お釈迦様も仰っています…

お釈迦様が説かれた十二因縁(十二縁起)も或る意味に於いて、騙されたり.搾取されたりしない為に、因果律に従った物事の道理に沿った在りようの洞察力の開発と言えるのです…
先ず、社会の中で生まれ育って来た[自分]というものを冷徹にそして客観的に観察して見れば、人それぞれに物事に対して色々な見方.考え方.見解.認識がありますが.果たして.それが本当に自分の見方.考え方.見解.認識であると言えるのでしょうか…
確かに自分なりの.業(カルマ).性根.性格.嗜好.意識などに依る部分はありますが、環境.時代.教育.知識.情報.洗脳.欲望などの色眼鏡というバイアスが既に掛かっているのではないでしょうか…
社会に張り巡らされ溢れ返る罠とは.心理バイアスでもあり、作為ある知識や情報.プロパガンダ.先入観.思い込み.錯覚.既成概念.固定観念.迷信.伝聞.通説.仮説.暗示.染脳.洗脳など通じて、無明な人達を騙したり、美辞麗句や耳障りのいい言葉を駆使して誑かそうと待ち構えているのです…
こんな話を何故.始めたのかと言えば.今まさに時代の一大転換点を迎えようとしているからに他ならず、ここ1~2年の行ないと対処が.この後の百年間を決定付けてしまうといっても過言ではないでしょう…
善行を説き.礼節を説き.平和を説き.無我を説いていても、仏教は智慧を説いているのです…仏教徒は作為ある悪人の毒牙に掛かる子羊ではなく、真理(真実.事実.実相)を依り処として.悪意ある者達の罠や毒牙から逃れる智慧を説いているのです…
⚫先ず得体の知れない神や仏や精霊などを持ち出して救いや他力を謳うものは全て作為ある無明なものに他ならない…
・神性.仏性と得体の知れない神仏とは似て非なる真逆な性質のものなのです…
⚫霊魂.魂.霊体.スピリチュアリズムなどを持ち出して啓示とかお告げを謳うものは全て作為ある無明なものに他ならない…
霊性.スピリチュアリティー(精神性)と、霊魂.魂.霊体.スピリチュアリズム(心霊主義)とは似て非なる真逆な性質のものなのです…
人智を超えた知見と、啓示とかお告げを謳うものとは似て非なる真逆の性質のものなのです…
⚫仏教にいう彼岸(あの世・高次元世界)とカルトの霊界とは似て非なる真逆の性質のものなのです…
高次元世界を感知は、この世界(時空)へ繋ぎ止められている因縁である[執着]を離れた.心的エネルギーの[グラビトン化(ループ)]により、人智を超えた知見へ到達できるのです…
皮肉な話でもありますが、欲望への執着によりこの時空に繋ぎ止められた.物質及び心的エネルギーはこの時空を輪廻(ループ)し、あらゆる執着から離れて[グラビトン化]した心的エネルギーは高次元の時空を輪廻(ループ)往還するのですから…
つまりはあの世(高次元世界)への転生を願い求め欲する心的エネルギーはこの世界(時空)に繋ぎ止められ.在るがままに在り[グラビトン化]した自由な心的エネルギーはあの世(高次元世界)へと成仏してゆくのです…
五集合要素(五蘊)
①人間とは五集合要素(色受想行識)という五蘊により形成されています…この結合を[生]というのです
②この五つの要素の結び目が解かれる事を[死]というのです…
❖引き寄せて 結べば芝の庵にて 解くれば元の野原なりけり…
③つまりは5つの要素[身体的要素.感受器官.記憶要素.性質的要素.業(カルマ・形成力).概念形成要素]は解かれるのですから、輪廻してゆくにしろ、成仏するにしろ心的エネルギー(業と霊.魂とは違う)は.この現世での記憶の残滓を越えた記憶.情報.想いなどは運ばないのですから、霊界からピーチクパーチクと囀ることなど有り得ない妄想.妄言に過ぎないのです…
得体の知れない神や仏や精霊とか怪しげな力への夢想(無明)から、目覚め(覚醒).乗り越え(超越).解き放たれる(解放)を目指すのが、お釈迦さまの説かれた仏の教え仏教なのです…
 
  真理は真理、虚仮は虚仮…
目覚め(覚醒).乗り越え(超越).解き放て(解放)