頂乗仏教学舎  路傍の如来 多々方路傍石

如来品正師 多々方路傍石のブログ

自由な世界

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すぐ横に.自由で穏やかで美しい安らぎの天地があるというのに、何故に多くの人は心の牢獄に捕われた囚人生活のまま.自由な天地を見る事も味わう事もなく心の牢獄の中で.大切な一生を終えてしまうのだろうか…

その心の牢獄は.自我意識を経格子(たてごうし)に.欲望への愛着を横格子にして人の心を牢獄の中に押込め、人の心を貧しく殺伐とさせてゆく処。

井の中の蛙は大海を知らぬように、水中の魚は狭い水中を世界だと思っているように、心の牢獄に捕われている囚人達は、牢獄を世界だと勘違いしているのだろうか、すぐ横に自由で穏やかで美しい安らぎの天地があるというのに.自由な世界を.見る事も.感じる事も.味わう事もなく.囚われの身のまま流れてゆく…
●解脱そして解放
解脱とは別次元や一つの状態に安住する事ではなく、過ちを犯すかもしれない一つ一つに対して不断に気付かっている事であり、自分を律して.一つの自戒を守ることが.一つの解脱でもあり、涅槃(ニルヴァーナ)とは.不断に注意を怠らずに実践してゆく事により顕現する.平安.愉悦.静逸.歓喜.幸福である。
人間の根源的な欲望を完全に滅する事など出来ない。
しかし修養してゆく事により、常に気を付け.それらを捨て去り.それらへの愛着.束縛から解き放たれ.それらを回避する事により、涅槃(ニルヴァーナ)に到達する事が出来る。
この絶え間ない行為、そのものこそが仏道なのである。