天地の理法

膨大なるエネルギーの悠久なる流動こそが.この世界の実相であり、エネルギーの流動には始まりも終わりもなく、生じるものも死滅するものもなく.全ては変化してゆく悠久なるエネルギーの流動を分断.分別して捉えているだけに過ぎず、唯、現れては変化して消えてゆく現象である
この世界の全ての運動は不安定性の安定化運動であり、一時的安定状態と不安定状態の流転してゆく運動であり.それは変化しながら膨張して行こうとする運動でもある。
❖絶対安定状態なものは存在できない世界でもあり、絶対安定状態(空性.中道)なものは絶対安定世界に還りゆく
故に唯物論に汚染され、輪廻の理法を否定する現代社会に満ちるものとは、即ち不安定性の増大に他ならず、それは言い換えればドゥッカ(妄迷.不安定性.不完全性.苦悩.心痛.憂い.哀しみ.儚さ.弱さ.脆さ.虚しさ.不満.無常.無明.欲望…)の拡大なのである。
渾沌としてゆくエネルギーの流動を、全てのもの事を正浄化させてゆく(不安定性の安定化)こそ、如来の出世でもある。