如来品語録 自選集−1

❖凡僧は道におもねり.愚僧は道に惑い. 名僧は道を造り 如来は道を正す

❖暮らし貧しくとも 心.貧しくなるなかれ

生まれ賎しくとも 心.賤しくなるなかれ

暮らしは質素にあり..心は豊かな者となれ
暮らしは静かにあり..心は躍るものとなれ
社会の灯火は消え去れど.心の灯火は消すなかれ
我れを褒め..他を貶むる者にはなるなかれ
身を慎み、言葉を慎み、心を慎む者は、果報を得る道なり。努め励まん。
❖人の心のその奥に..仏も住むが鬼も住む

仏は慈悲に出現..鬼は貪欲に出現する
六根の六境への執着と誘惑を.悪魔の罠と知り、制御するは神仏にも勝るものなり
❖積善の家は栄え..積不善の家は滅ぶ

積善の者は報われ、積不善の者へは魔が忍び寄る…
水が一滴ずつ滴り落ちるならば水瓶でも満たされるが如し。
水を少しずつでも集めるように善を積むならば、やがて福楽に満たされる。これ天地万象の理なり。
❖この世をば 修行の場とぞ 心得るて 功徳を積みて 生きるが仏道

この世をば修行の場なりと定むれば、煩悩携え生まれしを合点
❖「今を生き 今を喜ぶ 者となれ」

「情け無し 感謝持てずば 情け無し」
「自利願い 仏像拝みて 仏を拝まず」
「拘りに 生きる無明に 自爆(自縛)せり」
「無慚なる 恥を知らずや 自我の鬼」
「瘦躯ひとつ 拘りもなく足るを知りて 四徳心 平安に生き 寂静に死す」 
「身ひとつで 拘りもなく足るを知りて 無一物 彼の世に運ぶは 業(カルマ)と因縁」 ※カルマ=形成力 
❖死という峠を目指して歩むこの道を、

笑って生きるも一生、泣いて生きるも、悩んで生きるも、怒って生きるも一生なれば、楽しく生きた者の勝ち
人生…雨降る日あれば、天気の日もあり、
風吹く日あれば、そよぐ日もあり、
山があれば、谷もある、
雨に動ぜず、風にもに動ぜず、
山にも谷にも、動ずることなく、
天気の日にもまた動ぜず、
ゴールへ向かって一歩一歩と踏みしめて
❖銀も黄金も珠も何せむに 勝れる宝 人徳に及かめやも

子を財と執するは愚かにて 親は人徳の師匠たれ
❖鈴の音の 仔猫の声に 癒やされて

親猫のギャングの如き ドラの声
❖野良猫よ いつまでも在ると思うな 我 れと餌

❖「心、心と言うなかれ 、

心がなにかも識らずして」
❖沙弥(しゃみ)がさえずる ヒバリの如く ピーチクパーチクやかまし
とんびが呟く 無思考に 鯉が水中を世界だと勘違いしてる如く
お山の定めに随いて
自縄とタガとに縛られて.真理に向かう道から逸れて
不毛で盲目的な系譜を紡いでく
真実とは とんびが鷹を生むが如く 鯉が滝を昇りて龍となる如く
如来品正師 多々方路傍石 語録

人生を変えたければ、運命を変えなさい

運命を変えたければ、性格を変えな

性格を変えたければ、習慣を変えなさい

習慣を変えたければ、行動を変えなさい

行動を変えたければ、言葉を変えなさい

言葉を変えたければ.考え方を変えなさい

考え方を変えたければ.豊かな心を育てなさい

人生は、運命によって造られ

運命は、性格によって造られ

性格は、習慣によって造られ

習慣は、行動によって造られ

行動は、言葉によって造られ

言葉は、考え方によって造られる

運命を変えるとは、考え方を変える事

自我の妄想から目覚め

貧しい心を 乗り越える事

◎宿命と運命について

宿命とは[宿された命]を言うのであって、[もっと善い家に産まれたかったとか、男に生まれたかったとか、金も要らなきゃ女も要らぬ.私ゃも少し背が欲しい…とか]今更、どうしようもない.変えられないものを指すのだが、運命とは[運ぶ命]を言うのであり、時空.性格.意志.考え方などで何れも変えて行けるものなのです。

言わば白隠禅師の「讃歎随喜する人は、福を得ること限りなし」の如し。
福が来たから喜ぶのではなく.喜ぶから福が来るのであって、不幸が連鎖するのも悩むから連鎖するのだから。