三面性

イメージ 2
自分を高め 世界を変える真正な仏教
目覚め、乗り越え、解き放て!

阿修羅の三面性  
貪欲・瞋恚・痴愚  
梵天の四面性 
過去世・現世・未来世  
+ 実相を見通す天眼 
八正道による八正覚の三面性 
両極と中道             
【 例 】              
地獄と極楽(自業苦と業空楽)・生死・有無・高低・得と失・多と少・大小・高低・善悪・苦と楽・浄と不浄・快と不快・美と醜・老と若・早いと遅い・得と損・自我と無我・清と濁・勝ち負け・優劣・情緒と論理・寒暖・好きと嫌い・出逢いと別れ・明と暗・開閉・表と裏・神と悪魔自分の立場と人の立場・自分の都合と人の都合・自分の身と人の身・・
凡そ数え上げたら切りがない両極の間を、時間.空間.環境.状態などに影響され外世界.内世界からの刺激を条件(因縁)として揺れ動いている無常(常ならざる)な存在こそ人間であり、何故無常に揺れ動きながら決して満たされる事なく両極の間を彷徨いながらも懸命に生きて行かねばならないのかと言えば、それは無明(無知)に生まれついているからに他ならない。
同じものでも自分の心の状態.質.境地.度量.記憶などにより違った角度で物事を観れば地獄にも極楽のも映るものであり、その両極の間を揺れ動く不安定なヤジロベエこそ自分の心であり、しかもその両極ともが条件により生起しているだけの幻覚でもあり、決して真実を映し出しては居ないのである。
例えて言えば、利得や執着に心が捉われ、いつもあれが無い、これが足りない、あれが欲しい、これがしたいと満たされる事なく現実を受け入れられずに煩悩に翻弄されていたら何時かは地獄を見るか地獄の心となり世の中が地獄に見えたりして世の中を憎み自分の不幸は世の中のせいだなどと被害妄想に陥ったりするものだ。
一方、今在る幸せに感謝し自分への拘り捉われ執着から離れ、他人を慈しむ事が出来る人は満たされた境遇へと運ばれるもので世の中が極楽にも思えるものだが、世界とは地獄と極楽が共存して成立するだから、束の間の極楽は往々にして地獄に呑み込まれてしまうものであり、無常で常なく変化生滅してゆく世界では何かが少し変わり移ろうだけで地獄を味わう事もあるもの。
平安.静逸.安楽.幸せの歓びを実現する為には無明(無知)の闇の中を盲目的に生きている自分に目覚め乗り越え、智慧という明かりで無明の闇を照らし出し、地獄にも極楽にも偏らず中道において叡智を顕現させるのです。          

無明な本質により渇望(渇愛)は生起する。 
渇望(根源的欲望)により煩悩は生起する。 
煩悩(存在欲)を生存の素因として人は生きている。(生きる意欲)
煩悩(存在欲)の欲望により執着が生起する。
執着により、次の何かを成生し再成生しながら流れてゆく。
煩悩(存在欲)の三体(三毒) 貪欲・瞋恚・痴愚(不善処)
存在欲にとりプラスだと感じると貪る。
存在欲にとりマイナスだと感じると怒る。
存在欲にとり満ち足りてないと感じると痴愚する。
全ては永遠に存在したいと渇望する煩悩(存在欲)である。

物事を分断し断片化しようとせず
在るがままに眺め、在るがままに受け入れ
正道により地獄という片極に偏り地獄を映さず
正道により極楽という片極に偏り極楽を映さず
地獄も極楽も一如なものであり
不安定な感覚が捉えた一面でしかなく
地獄と極楽の間を揺れ動いているだけ
叡智により地獄も極楽も無常(常ならざる)で空性で現象的な本性のものでしかなく実相のない付随物であり手段的価値観しかない執着に値しないものであると確かに識って地獄にも極楽にも偏らず
その中道に於いて涅槃(平安・安楽・静逸・歓喜・多幸)を顕現する

物事を分断し断片化しようとせず
在るがままに眺め、在るがままに受け入れ
正道により楽という片極に偏り楽を映さず
正道により苦という片極に偏り苦を映さず
楽も苦も一如なものであり不安定な感覚が捉えた一面でしかなく楽と苦の間を揺れ動いているだけ。
叡智により楽も苦も無常(常ならざる)で空性で現象的な本性のものでしかなく実相のない付随物であり手段的価値観しかない執着に値しないものであると確かに識って楽にも苦にも偏らずその中道に於いて涅槃(平安・安楽・静逸・歓喜・多幸)を顕現する 

物事を分断し断片化しようとせず
在るがままに眺め、在るがままに受け入れ
正道により有るという片極に偏り有るを映さず
正道により無いという片極に偏り無いを映さず
有るも無いも一如なものであり
不安定な感覚が捉えた一面でしかなく
有ると無いの間を揺れ動いているだけ
叡智により有るも無いも無常(常ならざる)で空性で現象的な本性のものでしかなく実相のない付随物であり手段的価値観しかない執着に値しないものであると確かに識って有るにも無いにも偏らず
その中道に於いて涅槃(平安・安楽・静逸・歓喜・多幸)を顕現する

・・・・・・・・・・・・生と死
・・・・・・・・・・・・善と悪
・・・・・・・・・・・・正義と不義
・・・・・・・・・・・・快と不快
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

イメージ 1