色々在ってそれでいい

出世した宗教者が、多少とも俗世の政治っぽい話題を取り上げるのは躊躇われたが、まあ.たまには良いかと上程しましたが、国民性を見て、悪意など微塵もなくとも、付和雷同しやすい質は歪めないと思っている…
生命も微生物から人間までの各階層(六界)という多様性に担保されているのです…
人間界の中でも、汎ゆる心処という多様性に担保されていて、必ず極悪な人から.強欲な人.愚かな人.暴力的な人.小賢しい人.理性的な人.慈悲深い人など各階層(六界)の人が一定割合で存在するのですから…
もし微生物でも.植物でも.動物でも.何れかが滅べば、我々人類も他の生命も存在できずに滅びる運命の下に生きているのであり、他の生命、他の要素のお陰様で生きている存在だという事を忘れて人類の発展の為に他の生命を無闇に駆逐してゆく身勝手さが、新たな災厄となって現れてくる事となるのです…
でもそれぞれは姿形が全く異なり.無関係.無秩序で、他愛ない無益な存在であるかのように映っても.一源であり.一連であり.一系統であり.一類の生命なのですから…
同じDNA.RNA系列の生命であり.人類みな兄弟と宣った人が居るが、生命みな兄弟でもあり、全ては本質的には不安定さを安定化したい.不完全さを完全化したい.苦を楽としたい.   化学反応により成り立っているのであり、以前から散々と書いてきましたが、突き詰めれば、快楽.喜び.安心感をもたらすドーパミン.内在性カンナビノイド.ドーパミン.βエンドルフィン. 
内在性オピオイド.セロトニン.幸せホルモン.
オキシトシンなどを分泌させる為に人生の全てを掛けている愚かな生き物に他ならす.不安定さ.苦しみ.不安など何かしら問題やら強い刺激やらを被ると、纏まり.群れ.集まろうと欲し、全体主義へ向かおうとする…しかも同時に他の生命に対する排除の論理を内包しながら…

色々あってそれでいい…
喉元過ぎれば熱さ忘れる…
過去の歴史に懲りて、全体主義の暗闇を否定していた筈なのに、何時の間にやら他人に迷惑を掛けない為などと偏った正義を振りかざす[・・・警察]とやらが跋扈して、言論統制して多様性を破壊して、殺伐とした争いと監視と哀しみと差別と憎しみに満ちた住みづらい社会を築きつつあるのではなかろうか…

全体主義社会として動きだしたら.もう戻れない狭軌な世の中を北に眺めて否定しながら、自らもそちらへ向かっていることに気付き、戻れる内に戻るのは小賢しい連中の言ではなく.民衆の声なのだから…