功徳と苦得(苦毒)

六界を 絵空世界に擬えて 稚児の脅しか区差別か 心は儘に 六道を彷徨う
托鉢で辻立ちしていると、物事を感覚的.感情的.主観的.自我意識で捉える人から話しかけられて、その人の意に染まぬ時…地獄へ堕ちろ!と嘯かれることもある…笑
単なる知的好奇心で質問している人…礼を欠いた人…根拠のない自分の主観や観念を押し付けようとする人…染能(洗脳)されていて邪見な人…無明な自己に気付かぬ人…小賢しい人.
論争など有り様もなく、かと言って真実をオブラートに包んで綺麗事や詭弁を弄して迎合的に諂う事もなく、貧しい心を浄めなさい…無明な心に気付きなさい…自分を真に幸せにしてくれるものは、この二つだけなんですよ…と語るだけ…なにしろ貴方の心の沐浴処なんですから…
外見からは解り辛いのを幸いに、毎朝、顔は洗うのに、心を洗おうとする人は少なく…顔の油は気にするが、心の油は気にしないもの…
心の澱は溜まってゆく…
与える者には功徳あり、
欲する者には、苦毒(苦得)があるのですから…
[地獄界]とは.自業苦であり、自らの業で苦しむ次元に暮らす人々の居る世界を言い、[餓鬼界]とは.必要なものは色々持っているのに、まだ欲しい.まだ足りないと満たされる事を知らない不満の次元に暮らす人々のいる世界を言い、[畜生界]とは.感覚.感情.主観的欲求.煩悩(存在欲).本能の趣くままに生きる次元に暮らす人々の世界を言い、[修羅界]とは.自分(自我意識)の拘り.捉われ.執着の為に争いの絶えない次元に暮らす人々の世界を言い、[人界]とは人間に具わる理性.客観.洞察力を使い熟す次元に暮らす人々の世界を言い、[天界]とは.堅固で安定的な真理(真実.事実.現実.実相)を依り処(精神的支柱)とする次元に暮らす人々の世界を言うのですから…
世界は心の投影であり、世界だど信じているものは実は心の反映なのです…世界とは大別すると六界(六次元)あり、心の有りようで如何ようにも映し出される虚像なのですから…