運不運

世界は常なく変化生滅しながら流れゆく…
そこには幸運も不運もなく、ただ捉える者が.その都合によって分別しているに過ぎない…
万事は.そうそう何時々々も思い通りに運ぷべきもないものであるのに、それを受け入れる事が出来ない無明さが不運なのであり、そうした負のエネルギーを連鎖させてゆく人を不幸な人というのです…
重要なのは何が生じ、何が滅し、何がどう変化してゆこうとも現実を正面から受け入れて前向きに智慧を働かせて対処してゆく事が、運気を上げてゆく秘訣なのです…
本当の幸運とは.励んだ努力の運気が積み上がってゆき、その努力が報われる事であり、その一方.一生懸命に努力を重ねても運気が積み上がらすに途中で崩れてしまうような人が不運な人であると言え、その原因と問題とを明確に理解して正しく対処して変えて行く事が出来れば、人生を180°転換させてもゆけるのです…
言語では説明しずらいのですが、苦楽一如なものであるように.良いも悪いも同じものであり、物事には[振幅]というものがあるのです…
日々、時々の小さな[振幅]の、良い振幅に感謝し.悪い振幅を受け止めてゆくと[運気の振幅]は上昇してゆく性質があり…また一方、日々、時々の小さな良い振幅を軽んじ当然のように受け止め.悪い振幅は受け止めようとせず不満を抱きながら、一喜一憂していると[運気の振幅]は下降してゆく性質があるのです…
小さな福にも感謝を忘れず、小さな禍に心痛めず泰然と受け止めてゆく姿勢こそ、大福を呼び込む秘訣でもあるのです…
人間 万事 塞翁が馬なのですから…
【運気の障害となるもの】
⬛無思考と言われる雑念や妄想思考
ユトリ教育世代の若者に多く見受けられる暗記型思考、一定の与えられた物事や課題を熟していく適応力は具えているが、自分自身で考え未開な荒野を切り拓いて行くような創造性に欠け、変化に対して弱く挫折しやすい…
物事を一定の範囲内でゴチャゴチャと雑念.妄想し続け、[後ろ向き]な見解に陥りやすい…
⬛自己暗示
運不運に付いての相談で多いのが、[自分は悪い星の下に生まれているのか、何をやっても上手くいかず、良いかな…?と思うと何かしら邪魔が入ったりして壊れてしまう…]とか、[人の縁が薄いのか、人に裏切られたり去られたり失ったりして孤独から逃れられない…]とか、中には祟りとか霊障が原因だと本当に妄信したり、自己暗示をかけている人
福、受け尽くさば、縁.必ず孤なり…
縁、受け尽くさば、運気.必ず衰退へと向かう

三毒
貪り.瞋恚(激しい怒り).痴愚
プラスだと欲するものは引き寄せようと貪り、
マイナスだと欲するものは遠ざけようと怒り、
解らないものには拒否反応と不満を生じる…
自我意識(エゴ)による我欲に基づいて生きてゆけば、必ずドゥッカ(苦.不満.怒り…)の中を盲目的に生きる事となり、幸運を取り逃がす…
⬛後ろ向きなマイナス思考

⬛吝嗇(りんしょく)
吝嗇とは極度な物惜しみ.下卑など心の貧しさを言う
幸福と不幸の分かれ道とは、足るを知り自我の欲求の制御コントロールであり、自分の感覚.感情.主観への刺激への愛着.執着を乗り越え超越した[与える][他人に対し.その人の為になるものを与える]そんな心根(業・カルマ.形成力)から、生まれるものであり、決して所有の次元の事物の所有量ではないのです…

福も同じく[福が来たから喜ぶのではなく、喜ぶから福が来るのであり…

不幸が連鎖するのは、悩むから連鎖するのである]

得られたら.与える…とも違い、自分のものだと.しがみつく貧しい吝嗇な心を乗り越えて[与える][他に役立つ]から、周りから運気.人気.金運.福などが与えられるのである。

♥分け与える

◆不幸.不満な人生の日々を好転させる唯一の方法とは、節制とは似て非なる[自分のものだ]と物惜しみ.しがみつく貧しい心を乗り越え超越して[与える]ことなのです。

それは仕事でも人間関係でも恋愛でも、全ての人は.自分に対して何かしら[プラス]になるものを与えてくれる相手とか物事は受け入れ.引き寄せたいと欲し、無価値かマイナスになるものは排除し.遠ざけてゆこうとする天地自然の流れでもあり、その理法(貪瞋痴)に則った[与える][他の役に立つ]という行為が福徳の善いい波動を生じさせ.また自分の物だと.しがみつき物惜しむ行為が貧しい悪い波動を生じさせ、運気の流れを変えてもゆくのです。
本当の引き寄せの法則とは[与える][役立つ]という因の行為(起運動)の果報として廻り巡る(スパイラル運動)による悪因悪果または善因善果として運気の流れを引き寄せてゆく摂理法則なのです