生命は死なず

お米はいつ死んだの?
秋に実って.頭を垂らした稲穂から刈り取られたとき…?
玄米から精米されたとき…?
研がれて炊飯されたとき…?
食され消化されたとき…?
汚物として排泄されたとき…?
でも食した人の生命力となり生きていたし…
地の縁.水の縁で.土壌を肥やしたり.やがて新たな生命となり生きている…
お米の姿は滅しても生命は確かに生きている.
見えるから[有る]ということならば、見えなければ[無い]ということになる…
見えずとも今まさに土中では実りの秋に向かって稲籾が発芽し始めている頃だろうが、見えなければ[無い]とい思う人は、たぶん夏の終わり頃になると稲穂がポン!と無から生じたと思うのだろう…
空とは絵空事を説く空論を言うのではなく、プラスとマイナス.陽極と陰極の中道に於ける安定状態を空性というのであり、何もない処から何かが生じることなど有り得ず、また滅すれば何もなくなるという事もまた有り得ず、見えずとも空の状態から有へと、安定から不安定へと、縁により生じ、縁により滅し、滅の縁により次の何かへと変化生滅してゆくのがこの世界の実相であり、たとえ貴方の姿.形をとって現れている形成力(業・カルマ)が滅しても、生命は因果律(縁起)に従って別の何かの姿.形を以って現れてゆくのです…
人の身として生まれるは有り難し、これ大海を漂う板切れの.その節穴に.泳ぎし亀が頭をはめ込んでしまう確率のものなれば、無尽蔵なる生命の中から類まれなる幸運を射止めた人の身なれば、当たら疎かに過ごす事なかれ、当たら分解層(地獄界・微生物)から輪廻の激流を繰り返す事なかれ…


♥輪廻の歌  作詞 多々方路傍石
♡[線路は続くよどこまでも]の節で歌う…

 

1.輪廻は続くよ〜 どこまでも〜♪
    生と滅とを〜 繰り返し〜♪

    遥かな過去から〜 未来まで〜♪

    進化の流れを なぞりゆく〜♫

2.輪廻は巡るよ〜 いつまでも〜♪

    激しき流転を〜 浮き沈み〜♪

    どこから来たりて どこへゆく〜♪

    何になりても〜 難渡海〜♫

3.やっと生まれし 人の身に〜♪

    欲得.煩悩〜 まみれ生き〜♪

    自業自得〜 自因果応報〜♪

     仏はブツでも〜 微生物〜  
4.俺らが信仰〜 正しくて〜♪

   他はすべて〜 邪教とぞ〜♪
   嘯き一途に〜 ホーホケキョ〜♪
    無間地獄で〜 目覚めたる〜
5.喜劇団つくりて〜 信者集め〜♪
   霊言.魂〜パラノイア〜♪
   一途に唱えし〜アカンタレ〜♪
   火炎地獄で〜 泣き踊り〜♫
6.くびきを解かれて〜涅槃界〜
    全き真理の〜 仏の座〜♪
    天の輪廻を〜 流れゆき〜♪
    両界統べし〜 梵釈天〜♫