日記

如来品正師 多々方路傍石 語録-4

【如来品正師 多々方路傍石語録】 苦は楽の種 楽は苦の種 苦を前提として楽は在り、 楽を前提として苦は在り、 苦楽を前提として不苦不楽は在り 不苦不楽を前提として苦楽は在り、 苦を前向きに受け止め捉えざる者…楽に気付く事なく未だ苦中に在り…苦楽とは…

如来品正師 多々方路傍石 語録-3

●如来品正師 多々方路傍石語録 慈悲に優る功徳なく 平安に優る安堵なく 呼吸に優る快楽なく 智慧に優る涅槃なし 涅槃(ニルバーナ)とは、感覚を制御した平静な心の状態に無上な悦びを感じる感性を育成し、迷いや妄想やドゥッカ(不安定さ.不完全さ.弱さ.脆…

如来品正師 多々方路傍石 語録-2

無明な自我を滅尽された釈尊が仰る如く 怒りほど制するのが難しいものはない .衆生の被る被害に怒り己の無力さに怒り清まる事のない悪しき者達に怒り 如来品正師 多々方路傍石 世界は利害で成り立っている 利無くば近きものは遠退き.遠きものは近寄らず 害あ…

如来品正師 多々方路傍石語録-1

【如来品正師 多々方路傍石 語録】 ◆如来品正師 多々方路傍石 語録 暮らし貧しくとも.心.貧しくなるなかれ 暮らし恵まれたれば感謝を忘るべからず 暮らし劣るとも.心.劣る者となるなかれ 身体.健康なれど.心.不健康となるなかれ 我れを褒め.他を貶むる者にな…

悪魔の証明

自分を高め 世界を変える純粋仏教 目覚め、乗り越え、解き放て! 先日、輪廻について「私は輪廻が在ると証明されていないから信じません。」と宣う人が居たので「では輪廻が無いと証明できるのですか?」と逆質問したら感情的に「証明されていないものは信じ…

情報と知識

人間にとって情報や知識とは無明(無知)な心に智慧の光を当ててくれる必要不可欠なものです。 しかし同時に、色のついた光・歪んだ光・一面しか照さない光により無明(無知)な人間は間違った情報や歪んだ見解や偏った観念を真実(真理)だと錯誤させてしまうもの…

人みな無明あり

自分を高め世界を変える純粋仏教 目覚め、乗り越え、解き放て! 己れの愚を知る者こそが賢者であり、己れの愚なるを知らず.小賢しい者こそ.本当の愚者である…[愚]とは.即ち無明(本質的無知)の闇に包まれた人を言うのです…無明の闇を晴らし.目覚め覚醒し.乗り…

継続の輪(再生)

自分を高め 世界を変える真正な仏教 目覚め、乗り越え、解き放て! 輪廻転生してゆくものを明確に理解出来ない者は魂(霊魂.霊体)という主宰的.実存的.永遠的な存在を錯覚したり輪廻を否定するのだが、魂(霊魂.霊体)という主宰的.実存的.永遠的な存在が無くと…

如来品正師語録 その6

●世に美辞麗句で着飾るものに清廉なものなど居らず、権力を志向するものに聖人君子など居らず、己の金財.地位.権力.名誉.支持.尊敬を欲し、徳を施すこと少なり。 平和.自由.慈愛.正義.永遠.豊富.幸福.歓喜.守護・・・耳触りのいい言葉を並べ立…

継続の連鎖

継続し連鎖してゆくものを明確に理解出来ない者は魂(霊魂.霊体)という主宰的.実存的.永遠的な存在を錯覚したり輪廻を否定するのだが、魂(霊魂.霊体)という主宰的.実存的.永遠的な存在が無くとも生命(心的エネルギー)は別の何かにその形態を変えながら継続し…

心の充足(満ち足りた日々の為に)

人は、例え暮らしが貧しくとも頼る人とて持たずとも自分自身に存在の価値が見い出せ、心豊かで真に心が充ち足りているならば、他人と争う事も、他人を妬む事も、他人と競う事も、他人を攻撃する事も、多人を裏切る事も、自論や見解に拘り執着することもなく…

五集合要素(五蘊)

自分を高め 世界を変える純粋仏教 五集合要素(五蘊) 色を観ずれば聚沫の如し 感受は水上の泡の如し 想は春時の陽炎の如し 諸行は芭蕉の如し 諸々の識は幻の如し sp-2 物質(色蘊)は無常であり 感覚(受蘊)は無常であり 識別(想蘊)は無常であり 意志(行蘊)は無…

自己改革

世の中の多くの人達は、自己を改革し成長しようと意識改革に努めて、禅語やら自己啓発やら先人の名言やら中国古典から論語やら老荘思想まであらゆる類の情報を盛んに貪り、目から鱗が落ちたが如く感動して取り組むが、凡そ自分のものにした人を見た事がない…

苦集滅道と楽集生道

四聖諦(苦集滅道)と正四聖諦(楽集生道) ●ドゥッカとは(苦しみ・痛み・悩み・迷い・惑い・儚さ・空虚さ・無情さ・哀しさ・怒り・不満・惨めさ・実質のなさ・愚かさ・怖さ・後悔・渇き・飢え・不完全さ・不安定さ・弱さ・脆さ・無知・無明など) ●苦楽は一如な…

絶対真理と究極真理

[真理は一つであって、第二のものは存在しない…その真理を知った人は.人と争うことがない]世の中には真理だと称するものは多々あれど.バッタものでも真理だと称すれば真理になる訳ではなく、何処までいっても.真理は真理であり.虚仮は虚仮でしかないのですか…

絶対叡智

絶対叡智について、中部経典[ダートゥヴァンガ.スッタ]が明確に語っている。 人間は液体・固体・熱・運動・空間・意識の六要素から構成されている。 それらを分析してみると何一つとして[自分のもの][自分][我]ではないことが解る。 そしてどの様にして意識…

見解による汚れ

「人は見解によって汚れ、理智によって清まる」 単なる知識や情報などの蓄積は、ドゥッカ(苦・痛み)の滅却には何の役にも立たず、却って知識や情報により迷いや悩みを深めてゆく。 知識や情報とは、この世界の全ての関係性・相対性の中の一部分を切り取って…

心のプロセス

自分の心のプロセスを明確に理解して自覚し、制御抑制(コントロール)し調整してゆく事が、自分が自らの真の主人となり自らを清め高め磨き、智慧に基づく歓びに満ちた平安で悦楽な奥深い堅固な幸福な人生を築く唯一の道である。 この世界の全て(物質的エネル…

中道 <補足>

真正なる仏教を学ぶとは、自分自身を学ぶことに他ならず、自分自身を学ぶとは、真の自分という存在を冷静に客観的に理性を以って見つめ観察し、思惟し、分析し、理解し、自分の今の状態を明確に定義してゆく処から始まるのである。 その為の八正道であり、四…

一切皆・不安定

「世界は、何処も堅固ではない。 どの方向も、すべてが動揺している。 私は自分の依るべき処を求めたのであるが、 死や苦しみに取り付かれていない処を、見つける事が出来なかった。」そして釈迦尊(ブッダ)は自分が依るべき堅固で安定している真に平安で幸せ…

至高な存在

ものごとは、心にもとづき、心を主とし、心によって、つくりだされる。 もしも汚れた心で、話したり、行ったりするならば、 苦しみは、その人に付き随う。 車を引く牛の足跡に車輪がついてゆくが如く。 もしも清らかな心で、話したり、行ったりするならば、…

真正.至高..純粋な仏教とは

この世の真理を教えるものが最上である (覚醒) 人に真の幸せを施すものが至高である (解放) 人に堅固な依り処を与えるものが真正である(安心.安定) 人に喜びと満足を齎すものが純粋である (慈しみ) 如来は路傍の幸せ売り…「愚か者は.幸福を願い求めながら無…

乞食坊主と物乞いシッタールダ

仏教とは釈迦尊(ブッダ)の説かれた御教えを頼りに、自分と言う存在を冷徹に客観的に集中して眺め.観察し.分析し.気付き.思惟し.検証し.自分の中に発見する事実を理解し自覚して拠り処とする自燈明であり、誰もがその能力は具しているのである。そして経典に…

サンカーラ

サンカーラを現在では、五蘊(パンチャッカンダ・色受想行識)に充てて行蘊(サンカーラッカンダ)と認識され(形成力、何かしたいという衝動的意志)と解釈されていますが、本質的には行蘊(サンカーラ)とは業(カルマ)そのものであり、渇愛・煩悩・意思・心的…

渇きと愛

●多くの人が美しい愛だと思っているものは自己愛、所有欲であり、感覚的享楽への渇愛(渇望)でしかなく、心の渇きの自己中心的(自我)な情報.選択.盲目的衝動に過ぎない。 真実の美しい愛とは.自我を超越して対象を理解する事により生まれる慈しみ(慈愛)なので…

K さんへの純粋仏教 法施

冠省、 季節の移り変わりは目よりも肌のほうが感じ易いもので、少し前まで寒さに震えた肩先も大分と温もりを伝えてきます。 先日はお布施を給わり感謝申し上げます Kさんにおかれましても変化の中で戸惑いもあろうかと察して居りますが、どう ぞ生真面目で実…

甘 露

人は主観的に物事を捉え、主観的に考え、主観的に生きている。 主観とは煩悩(生存欲)の衝動的な感覚による感情により生起する概念(潜在意識)を表面思考で擦っているだけであり、環境・心境・状態などにより如何様にも変化してゆく想念に過ぎず、主観的な想念…

神を超越した存在

今回のタイトル「神を超越した存在」と聞くと、随分と思い上がった人間か時たま見掛ける頭のネジが緩んだような人か頭がパンクしてしまった人か或いは寝呆けた新興宗教のパラノイア教祖を連想してしまいそうだが、決してその類の話ではなく真の仏教思想であ…

如来、来たるが如し

四聖諦.三法印.因果律(縁起)を真に理解し.煩悩(存在欲)に打ち勝ち、真理を依り処とし、目覚め(覚醒).乗り越え(超越).解き放たれ.涅槃(ニルヴァーナ)に到達した.神通力を収めた清浄な人を如来と尊称する。 ①一切皆苦(四聖諦)を真の理解する 初 諦(本質の悟り)…

八正道(禅定の章)

八正道(禅定の章) 心を浄化する修養の実践(業.カルマ=行為) 修養者は正しい修養により[戒]から[定]…[定]から[慧]に至り一人の菩薩大士となる… 悦楽の中に修養の成果を味わい.生きる事の素晴らしさを享受し.命の意味を悟るだろう…智慧の修養は甘美な果実を収…